肌が本来持っている機能を生かすこだわりの化粧品を取り扱っています

BLOG

2022/02/10 19:15


雲南貴精加について

今ではカヤヌマ薬局からも様々な症状やその方の状態に合わせて種々のタイプがある健康サプリですが、初めは雲南貴精加だけでした。
当初は私自身も「よくわからないけれど調子がよくない時に飲むと効く。」くらいなイメージでした。

ですが本当によいものだと感じたのは、今は亡き母が飲み始めてからでした。当時狭心症であった母は薬も飲んでおりましたが、年に2~3回症状が現れていました。
それが、雲南貴精を飲んでから亡くなるまでの10年近くはその症状がずっと出なかったのです。

雲南貴精実は、色々な働きをしてくれます。
雲南貴精加の主な原材料ですが「霊芝」「田七人参」「枳殻」となっています。

初めに「田七人参」についてですが、普段あまりこの名前を聞くことはないかもしれませんね。
ですが「田七人参」は、中国明朝時代からの有名な書物「本草綱目」にも「血を止め、於血を留めず、痛みを静め腫を消す」と記されています。まったく、その時代から体の出血しているところを止めて、滞った古い血を流し、痛みを鎮静して、腫瘍を消すとされていたとは驚きです。その頃は高貴な薬として一部の階級の人だけに使われていました。

さて田七の有用な成分ですが「サポニン」「デンシチン」「フラボノイド」があげられます。
田七にはサポニンが高麗人参と比べるとなんと10倍以上含まれています。「サポニン」は免疫機能に関わる「マクロファージ」を活性化してくれます。
その為、ウイルスや細菌の防御力がアップする事になります。また血流を改善し、血栓を予防します。コレステロールが気になる方にも良いかと思います。

「デンシチン」は止血の役割を行います。出血性の症状を改善していきます。内出血しやすい方にもよいかと思います。戦時中には兵士の為にも使われていたようです。

心臓に血液を供給するための血管が冠動脈ですが「フラボノイド」にはその冠状動脈を拡張させて血流量を増加させたり毛細血管を強くする作用があるとされます。
健康サプリ扱いですので、効果とは申し上げられないのですが、母の狭心症の症状が出なかったのは、この理由からかと思います。
また田七には、フラボン配糖体のケルセチンが含まれています。

「霊芝」は一般的に「サルノコシカケ」と呼ばれているキノコ類の仲間です。2000年以上前の中国最古の薬物書「神農本草経」にも載っています。
作用としては、「血圧調整」「血糖降下」「脂質代謝改善」「抗アレルギー」「強心」「抗ガン」などがあげられています。
この「抗ガン」に関しては免疫機能の向上により制ガン作用が上がると考えられています。

「枳殻」はきこくと読みます。(私は初め読めませんでした。カラタチとも読むようです。)ミカン科のダイダイまたはナツミカンなどの成熟直前の果実を乾燥したものです。
きこくよりも若い未熟果実を乾燥したものはきじつ(枳実)というようです。「枳実」は上記、中国最古の薬物書「神農本草経」に載っています。
作用としては「利尿」「健胃」「去痰」などがあげられています。

このように雲南貴精加の原材料はかなり前から薬理的に使われている歴史ある原材料であることがわかります。
1番初めに健康サプリとしてこの商品を出したこと、今では「なるほど!」な私なのです。

ちなみに加工者となっている「株式会社ウチダ和漢薬」さんは、昭和22年創業の漢方の煎じ薬も扱っている信頼のおける会社です。

さて、私は当初「よくわからないけれど調子がよくない時に飲むと効く。」でしたが、母はきちんと飲んでおりました。
そもそも私のように良くない時に飲むのではなく(それでも調子は上がりますけれど)普段からきちんと飲むのが正解です。
もちろん今では私もきちんと飲んでおります。
カドゥー薬局ではいろいろなサプリが出ていて私もその時の症状に合わせて飲んでいますが迷っているならまずはこれ。「雲南貴精加」と思っています。